こんにちは。
今日からは母乳について書いていきたいと思います!
母乳は赤ちゃんにいいと言うけれど・・・具体的になにが良いの?と質問を受けることがよくあります。日々の搾乳は大変ですよね。搾乳を続けるモチベーションが少しでもあがりますように。いつもお疲れ様です。
1.早産児のおなかの発達
赤ちゃんの消化器(胃や腸)の発達は、胎児のときに大きく進みます。
消化液、酵素の分泌が始まるのが妊娠10週~26週。消化器が組織的に動くようになるのが30~36週といわれます。
早く生まれた赤ちゃんは、おなかの発達が途中の段階です。
2.おなかの発達と母乳の関係
・母乳には、消化管の成熟を促したり、消化管を保護したり、細胞の傷を治す成分が入っています。この成分は胃酸にも強いため、母乳を飲むこと(注入)で効果が期待できます。早産となった場合、生後数週間にわたってこの成分は母乳に多く含まれます。
壊死性腸炎や、敗血症のリスクを大きく下げることが知られています。
・母乳は、腸を動かすための成分も豊富です。腸がしっかり動くことで、うんちが出やすくなります。
・早産になった場合の母乳は、そうでない母乳と比べてタンパク質や脂肪、鉄分などが豊富に含まれています。特にタンパク質は生後3ヶ月ごろまで多く含まれます。カロリーも高めで、早く生まれた赤ちゃんのための母乳となっています。